新鮮果物の選び方~②りんご編~
野菜大好きのぞみんです。
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前回からかなり日にちが経ってしまいましたが、また再開していきたいと思います!
前回の次回予告は「かばちゃ」でしたが、リクエストがありましたので、
今回は生食しても良し、調理しても良しの果物「りんご」に変更させていただきます。
どんなりんごが美味しいの?栄養素は?
みなさんの疑問を簡単にまとめていきたいと思います。
栄養と効能
甘さと酸味のバランスが良く、その高い栄養価が人気の果物です。
低カロリーで腹持ちがよいため、ダイエット食にも適しています。
疲労回復に役立つクエン酸やリンゴ酸といった有機酸(酸性の有機化合物の総称)を多く含んでおり、体にはうれしい果物です。
皮には抗酸化作用のあるアントシアニンというポリフェノールが含まれているため、表面をよく洗い、皮も工夫して食べましょう。
表面が油っぽくなっている品種がありますが、このぬめりは完熟したりんごが表面を保護し、水分が逃げないように生成したもので、農薬ではなく、拭くと簡単にきれいになります。
抗酸化作用のあるビタミンCや、消化を促進させる水溶性食物繊維のペクチンも含まれています。
腸の粘膜を保護したり整腸作用があるので下痢のときにオススメです。ペクチンは特に皮に多いので、皮をむかずにそのまますりおろして食べると胃腸への負担が軽くなります。
また、オリゴ糖やグルコン酸を多く含むはちみつと一緒にとるなどの工夫をするとより効果的です。
旬の時期
品種によって異なりますが、9~12月頃にかけて生産量が上がります。
保存方法が進化したことで、通年で見られるようになりましたが、旬の時期のりんごの味は格別です。
保存方法
果実の成熟を促すエチレンガスを放出するため、他の野菜や果物としっかり分けて保存しましょう。
ただし、じゃがいもは発芽を遅らせることができるため、一緒に保存してもよいでしょう。
冷蔵庫の野菜室の温度が最適です。冷やしすぎると甘味や香りが落ちてしまうので、食べる直前に冷やすことをおすすめします。
皮をむく際に茶色くなることがありますが、レモン汁を加えた水にひたすと変色を抑えることができます。
選び方
・全体が赤くむらがないものが甘い。
・軸が果実の中心にあるものが良品。
・大きすぎず、中くらいのサイズが良い。
・ずっしりと重いものを選ぶ。
りんごの種類
①シナノスイート
その名の通り、長野県にルーツをもつ品種です。
果実は大きめで、表皮はきれいに赤くなります。果肉が柔らかめで、風味だけでなく香りも強いため、生食が美味です。
加工にも利用できるため、さまざまな用途が考えられるりんごです。
味は、糖度が高めで、ほんのりとした酸味があり、口当たりのよい甘さを感じます。
②ジョナゴールド
スーパーや青果店でも多く販売されている身近なりんごの一つで、主に青森県で生産されています。
バランスのよい味わいに加え、果汁も多めです。
紅玉に似て果肉がしっかりしているため、料理やお菓子に使うことができます。
味は、甘さと酸味のバランスがよく、シャキシャキとした固めの果肉にマッチしています。
③王林(おうりん)
主に青森で生産される、緑色の果皮に黒い斑点がついた青りんごです。
果肉は固く緻密で、噛むと水分が口いっぱいに広がるほど多汁なため、梨に近い食感です。
上品で独特の香りもあります。
味は、甘さが非常に強く、酸味が弱いりんごです。
④陸奥(むつ)
大型のりんごで、果肉は固めですがキメは粗く、加熱調理などには適していません。
ほぼすべてが青森県で生産されています。
袋がけせずに育てたものは皮が黄色く、「サンむつ」と呼ばれています。
味は、適度な酸味を感じるさっぱりとした味わいです。
⑤サンつがる
ふじに次ぐ2位の生産量となる「つがる」の中でも、袋をかけずに育て、甘さがアップしたものを「サンつがる」と呼びます。
つがるの産地は青森県や長野県ですが、サンつがるという名前は長野県産のものに限られています。
味は、香りはやや弱いものの、まろやかな甘みがあります。
⑥ふじ
青森県や長野県で生産されている、国内生産量ナンバー1を誇る品種です。
味わいだけでなく、多汁で歯ごたえのある果肉も美味ですし、蜜が入りやすいという特徴があるためとても人気があります。
味は、甘味と香りがしっかりしており、酸味もある濃厚な味わいです。
⑦紅玉(こうぎょく)
アメリカ原産の小ぶりなりんごで、名前の通り、果皮が真っ赤になります。
締まりのある果肉は煮崩れしにくく、製菓にぴったりで、タルトやアップルパイなどは紅玉の酸味を十分に生かすことができます。
味は、甘味は十分にあるが、酸味と香りがとても強い品種です。
オススメの食べ合わせ
りんご(クエン酸)とたまねぎ(アリシン)の組み合わせがオススメ。
どちらにも血液をサラサラに改善する効果があり、同時にとることで血流を改善し、新陳代謝の活性化が見込めます。
※食べ合わせとは…
野菜や果物は色や形だけでなく、味や香りもそれぞれ違います。そして、その中に含まれる様々な栄養素や成分の有用性も異なります。こうした野菜や果物の特徴や違いをうまく生かし、いくつかの食材を組み合わせて食べることをいいます。一緒に食べることで個々の食材がもつ栄養素や成分の効果が高まったり、体内への吸収率が上がったりするものもあります。
まとめ
疲労回復に役立つクエン酸やリンゴ酸といった有機酸(酸性の有機化合物の総称)を多く含んでおり、体にはうれしい果物。
抗酸化作用のあるビタミンCや消化を促進させる水溶性食物繊維のペクチンが含まれている。
品種によって異なるが、9~12月頃にかけて旬の時期となる。
保存は冷蔵庫の野菜室の温度が最適。
皮をむく際に茶色くなることがあるが、レモン汁を加えた水にひたすと変色を抑えることができる。
全体が赤くむらがないもの、中くらいのサイズでずっしりと重いものを選ぶと良い。
次回はシャキシャキ感がたまらない秋の味覚「梨」について書いていこうと思いますので、是非読んでいただければと思います♪