歩いたり、立つとふくらはぎが固くなる理由を徹底解説。
こんばんは!
「5年先も10年先もより健康でより元気にいられる身体を手に入れる」がコンセプトの旭川市整体サロンあさひの藤島佑人(@seitaiasahi)です。
- 自分の足の状態がわかる
- ふくらはぎが疲れる原因がわかる
- ふくらはぎをケアする方法がわかる
本日のテーマは「歩いたり、立つとふくらはぎが疲れる原因」です。
ふじさん
どこか旅行に行き、いつも以上に歩きすぎてしまってふくらはぎが痛くなる。
楽しい旅行のはずなのに、翌日たくさん歩けるのか心配。
そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
なぜふくらはぎだけが疲れて痛くなるのでしょう。
痛くなるのには必ず原因があります。
今日はその疑問を解決していきたいと思います。
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足はどのように動くのか?
そもそも足はどのように動くのでしょうか。
足は6方向に動きます。
①背屈(足の指を自分の方に引き寄せる動き)
②底屈(つま先を遠くへ倒す動き)
③回内(地面に足がついている状態で小指側を浮かせる動き)
④回外(地面に足がついている状態で親指側を浮かせる動き)
⑤内転(地面に足がついている状態で親指が内側に入る動き)
⑥外転(地面に足がついている状態で小指が外側に入る動き)
これらの動きが組み合わさって、足首が内側へ向く内返し(底屈+内転+回外)と足首が外側へ向く外返し(背屈+外転+回内)があります。
捻挫は内返し動作によって引き起こされることが多いです。
これだけ足の動きがあると複雑すぎてよくわからなくなってきますね。
ふくらはぎとは?
ふくらはぎとは下腿三頭筋という筋肉で出来ています。
下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋から出来ている筋肉です。ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれているくらい重要な筋肉です。
重力によって下半身にたまった血流を心臓に戻すポンプの働きをしています。
そのためふくらはぎの筋肉が凝り固まり血流が滞ると、全身の血流が悪くなり、代謝が悪くなると言われています。
ふくらはぎの状態と全身の健康状態には相関があると言われており、ふくらはぎがパンパンに硬かったり、しこりがあったり、冷たかったりする人は全身の機能が落ちている可能性があるかもしれません。
自分の足の状態を確認してみましょう。
自分の足の状態をチェックしてみましょう。
前方に体重をかけやすいのか?
後方に体重をかけやすいのか?
親指側なのか?
小指側なのか?
①自然な足幅にして、両足で立ちます。
- 足は床についたまま、前後に重心移動してみてください。
- 次に、左右へ重心移動してみてください。
- 前後、左右どちらに行きやすいかを自分で感じてみてください。
②パートナーがいる場合。
- 仰向けに寝ます。
- 足の裏に何か硬いもの(クリップボードやヨガブロックなど)を当てます。
- そこで足を上下(背屈、底屈)に動かしてもらってみてください。
- 上に行きやすいのか下に行きやすいのかを確認します。
自分の身体にどんな傾向があるのかを確認する作業をしてみてください。
足首が固くなる原因
自分の身体の状態をチェックしてみましたか?
前後ではどちらに多く荷重する傾向がありましたか?
もしくは、仰向けで足に硬いものを当ててもらった時に、足首はどちらに動かしやすかったでしょうか?
結果から言いますと、前方重心で仰向けでの足首の動かし方では、上(背屈)に行きにくい人はふくらはぎが疲れやすい傾向にあると考えられます。
女性はハイヒールを履くと、ふくらはぎが辛くなるという症状を経験したことがあるのではないでしょうか?
ハイヒールを履いている足は、常につま先立ちしているような状態になっています。
つま先立ちをする時に使われる筋肉は、先程述べた下腿三頭筋というふくらはぎの筋肉です。
ハイヒールを履いたまま歩き続けると、つま先に体重をかけ続けて歩きます。
つま先に体重をかけて歩くことを覚えます。
ハイヒールを脱いでもつま先側に体重をかけていないと違和感が出てしまいます。
つま先に体重をかけ続けるという戦略を脳がとり始めます。
つま先に体重がかかっている状態がニュートラルな状態に変化してしまいます。
結果として、ふくらはぎの筋肉を常に固くして動くという選択肢しか出来なくなってしまうのです。
仰向けで足首を動かされても、上(背屈)に行きにくい身体がどんどん出来上がってしまいます。
解決方法
以前は足を使うことが出来ていたはずなのに、使えなくなってしまっているだけです。
しかし、自分の身体の中ではその位置が一番自然な位置なので修正することはしません。
①自然な位置で立ちます。
- 両足をついたまま前後に体重を移動していきます。
- その揺れを小さくしていき、前後の真ん中だと思う位置で止まります。
- 同様に左右も行ってみてください。
- 少し慣れてきたら目をつぶってやってみてください。
②ふくらはぎのストレッチ
- ヨガブロックのような少し硬さがあるものを置きます。
- かかとをつけたまま、足の指の付け根をブロックの上にのせます。
- かかとをつけたまま、ももを前に出していきます。
- 背中が反りやすくなるので注意してください。
①は自分の足の真ん中(ニュートラル)の位置を探す練習です。
②はふくらはぎがかなり伸びます。普段やっているアキレス腱のストレッチより効果は絶大です。
①②と実践してみて、足の感じの違いを体感してみてください。
まとめ
ふくらはぎが固くなってしまう原因を解説していきました。
そもそもの足の位置によって、どこの筋肉に負担がかかるか変わってきます。
でも、普段生活しているとそれに気づくことは出来ません。
少しでも自分の身体に意識を向ける習慣が出来て、ふくらはぎの固さや痛みに悩む人が減ってくれれば幸いです。