新鮮野菜の選び方から調理方法まで~①トマト編~
野菜大好きのぞみんです。
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今回は、夏野菜の代表「トマト」についてです。
どんなトマトが美味しいの?栄養素は?美味しい調理方法は?
みなさんの疑問を簡単にまとめていきたいと思います。
栄養と効能
トマトの赤い色は機能性成分であるリコピンによるもの。
リコピンは強力な抗酸化作用を持つため、がんや動脈硬化の予防が期待できます。また、熱に強い成分なので、加工されても栄養素が減りにくい点が魅力です。
ビタミンCや疲労回復に役立つクエン酸などほかの成分も豊富に含まれており、一度にたくさんの量を食べられることから、栄養素を効率よく摂取できる優秀食材です。イタリアでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど栄養価の高い食品として知られています。
旬の時期
通年市場にある野菜。日光を多く浴びると糖度が高くなり、乾燥を好むという特性があり、春から初夏にかけての時期と秋のものが美味です。(4~5月および10~11月)
夏のトマトは成長が早いため大きめで水分が多く、春や秋の日照時間が少ない時期のトマトはゆっくり成長する分、味が凝縮されています。
保存方法
青みがかっている固いトマトは常温保存で追熟させますが、完熟の場合はラップに包んで冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍保存する場合は1個丸ごと袋に入れ冷凍し、解凍の際に水洗いすれば皮が剥け調理がしやすくなるのでオススメです。
選び方
・ヘタの緑色が濃く、ピンと張っているもの。
・ヘタが黒いものは鮮度が落ちている。
・赤く艶やかな色の皮のもの。
・重い方が甘みが強い。
・子室の数が多い方が甘い。
食べ方
①リコピンは加熱して吸収力UP!
若返り効果をより高める食べ方は、油と一緒に調理すること。
ミニトマトのほうがリコピンが豊富であり、生よりトマト加工品のほうがリコピンが凝縮されるので同じ量でも3倍以上摂取することができます。
②種と皮を丸ごと食べる!
皮には水溶性食物繊維やペクチンがたっぷり含まれており、悪玉コレステロールを吸着して体から追い出すデトックス効果が高い野菜です。
種のまわりには果肉の約2倍のうまみ成分「グルタミン酸」が含まれています。
③ピンク系・赤系トマトを使い分け!
一般的に出回っているトマトがピンク系トマトであり、さっぱりと生(サラダ)で食べるのに向いています。
赤系トマトと言われるトマトは細長い形状のイタリアントマトであり、酸味が強く皮が厚いので煮込み料理に向いており、加熱することで甘みが増します。
オススメの食べ合わせとレシピ
ビタミンCとたんぱく質の組み合わせが肌荒れ解消に効果的で、リコピンもこの効果を高めてくれます。
今回はトマト(ビタミンC)と豚肉(たんぱく質)を使った「人参の豚肉巻き」のレシピを紹介します。
材料
豚ロース薄切り、冷凍トマト、人参
作り方
①冷凍トマトを水洗いして皮を剥く。
②太めに千切りした人参を豚肉で巻いて、油をひいたプライパンで焼く。
③皮を剥いたトマトを角切りにしてフライパンへ入れ、蓋をして煮込む。
④水分が飛ぶまで煮込んだら、塩コショウ、コンソメなど好きな味付けにして完成!!
今回はトマトを2個使い、煮込むと旨味が凝縮されてとても美味しく出来上がりました。
巻く野菜は人参だけではなく、いんげんなど緑の野菜を使うと仕上がりの彩りが良くなるのでオススメです。
まとめ
旬は春から初夏と秋である。
保存方法は、青みがかっているものは常温保存、完熟のものはラップに包んで冷蔵保存。
選び方はヘタの緑色が濃く、ピンと張っているもの。赤く艶やかな色の皮のもの。重い方が甘みが強い。
食べ方は、加熱してリコピンをUPさせる。種と皮を丸ごと食べる。ピンク系、赤系トマトを使い分ける。