頭痛、肩こり、腰痛に悩んでいた側弯症の働き盛りの症例
こんばんは!!
「5年先も10年先もより健康でより元気にいられる身体を手に入れる」がコンセプトの旭川市整体サロンあさひの藤島佑人(@seitaiasahi)です。
本日のテーマは「頭痛、肩こり、腰痛に悩んでいた側弯症の症例」です。
ふじさん
嬉しい報告をいただいたので、少しまとめていきます。
1回目の施術
8月くらいに「頭痛、肩こり、腰痛がひどくて困っています」とお店に来てくれたお客さんがいました。
肩が全然上がらなくて、後ろに振り向いてもらうテストでもほぼ首しか動いていないような状態でした。
昔から野球をやっていて、高校時代は準優勝するくらいの強豪校にいました。
側弯からなのか肩を壊してしまい、それ以降は野球をしていない。
「とにかく仕事に支障が出るくらい、身体の状態が悪いのでなんとかしてほしい」とのこと。
肩回りがすごく気になったので、肋骨と肩甲骨を認識してもらうワークを一つ紹介しました。
横向きに寝てもらい、ヨガブロックを脇の下に入れて、肋骨の丸みを作るようにゴロゴロと身体を動かしてもらいます。
ワーク後は肩の動きはかなり改善されていて、肩回りの調子も良くなったと話していました。
自宅でも実践出来るように指導して、その日は終了しました。
2回目の施術
2ヶ月半くらい経過して、また来店してくれました。
1回目の施術を受ける前は、「仕事を休んだりするくらい体調が優れなくて、痛み止めの薬も常用しながら仕事をしていた」と話してくれました。
1回目の施術後に、「多少の痛みはあるもの、自分である程度痛みをコントロール出来るようになり、薬も飲まなくなった。やっぱり整体の効果があったのだ。」と思い、今回再度施術を受けに来てくれました。
この話を聞いたときはただただ嬉しかったですね。
本当に真面目な方で、時間がある時にワークを続けていたようで、肩の動きはかなり良くなっていました。
今回の身体の状態を確認させていただきました。
前回よりも身体の動きはスムーズになっていました。
上半身の問題はかなりクリアになっていたのですが、前回やっていなかった下半身の問題がかなり気になったので、今回は下半身のワークを多めに施術しました。
レッスン
ゆっくりと自分の身体と向き合う時間を作ってもらいました。
しっかりと呼吸をすることは出来ているのか?
足の動かしやすさはどうなのか?
振り向くときに体重はどちらに多くかかっているのか?
目をつぶるのと目を開けているのは何が違うのか?
などなど色々な声かけをしながら、身体がどんどん楽になっていくのを感じとってもらいました。
終わった後には、「自分が生きている中で一番身体の調子が良いです」と言っていただきました。
「高校の野球部時代にお会いしたかった」と言っていただき、最高の誉め言葉でした。
右の横向きで寝れない
「右の横向きになると、身体が板のようになっている感じがして快適ではない」、「左ではそのようなことはなく、床に身体を預けられている感じがあります」と訴えがありました。
確かに横向きの姿勢を見ると、左は安定感がありどっしりと床をとらえられている感じはあります。
右になるとどうも窮屈そうなイメージしかありません。
右の背中側を常に緊張させている生活を何十年と続けてきているので、床に身体を預けるという感覚を忘れてしまっていたのです。
仰向けになり、指先で円を描いてもらうように指示して身体を動かしてもらいました。
本来ならば指先と肩甲骨が連動して動いてほしいのですが、指先しか動いていません。
肩甲骨から指先にかけては塊のような感じで、本当に重たく動きもほぼありませんでした。
私の方で少し肩甲骨と指先をガイドして、こうやって身体を動かすと身体が楽に動けるよということを感じてもらいました。
私が手を離した後に、「右の背中から肩甲骨にかけて床についている感じがわかります」と身体の変化がありました。
右向きに寝てもらうと、「いつもついていない部分がついている感じがします。これなら右向きでも眠れそうです」と言っていただきました。
自分の身体にない感覚は自分では感じられないのです。
ないものはないのでわからないのです。
例えば、肩を上げるとします。
「肩甲骨をもっと意識してあげてください」、「肩の力を抜いてあげてください」、「脇腹の伸びを感じてください」など、色々なことを言われたことはありませんか?
肩甲骨を意識してと言われても、肩甲骨をどのように意識したら良いかわからない。
そもそも肩甲骨ってどう動くのかもわからないのに意識なんてできない。
そんな思いをしたことはありませんか?
感覚がないものは動かすことが出来ない。
どのように動かすのが楽なのかということをたくさん体感することが重要だと考えています。
まとめ
自分自身の身体の不調に気づくことができ、自分の身体をケアする重要性を知ってもらう。
若い世代にこのような介入が出来たことを嬉しく思います。
一度ふと立ち止まって、このまま身体の不調が続く人生を歩んでいくのか?
身体の不調がなく生き生きと未来を生きていける身体を手にするのかを考えていきたいですね。
私の治療院はそんな場所であるために日々研鑽を続けていきます。