感情の起伏
最近面白いセッションをしている。
面白いと思っているのは自分だけだが。
いかに自分の身体に興味を持ってもらうか?
そこがすべての始まりだと感じている。
何もなく生活できてしまうので、疑問すら持たなくなっている。
別にそれはそれでいいが。
何かが起こってから対処するより、今できることをしておいた方が良い。
そこがなかなかできない。
1回でどうこうしようとも思っていない。
1回で重要性に気づく人もいれば、何年か後に気づく人もいたり、結局気づけなかったという人ももちろんいる。
結局はその人次第なんだが、こちら側の技量。
コミュニケーションや身体に興味を持たせるトーク術、固定概念を壊して行く作業、どのように気づきを起こして行くかの演出。
そこらへんはこちら側のスキルにかかっている。
最近の臨床
2ヶ月くらい関わらせてもらっている人がいる。
前回どこかで紹介したような気もする。
その時のブログがこちら
最近少しずつ自分の身体に興味を持ってくれているみたいです。
いつもレッスンが終わった後は、「やることたくさんあるね」と言って落ち込んでいるような楽しんでいるような感じです。
まぁそんな人が「爪の形が親指だけ変なんです」と相談されました。
爪の形が変と相談されたらなんて答えますか?
はぁそうなんですかなのか。
爪の形が変わるにも原因がありますよね。
結果として爪が変形してしまっているだけなんで。
右手の親指の爪が平坦ではなく傾斜している。
そこから色々評価。
傾斜している側のヘリはすごく使えている。
平坦な側を指で押してもらうと押せない。
ということは傾斜している側だけで力を入れて何かをしようとしている。
そこにしか力入らないなら変形して行きますよね。
爪も深筋膜の名残だし。
筋肉の使い方次第で変形なんて容易に起こす。
変形性膝関節症とかもその代表例でしょう。
だからできることをただやって行く。
使いすぎている部分ではなく、使っていな部分をどのようにして行くかにフォーカスを当てる。
大丈夫ですよ。
親指の使い方変わったら、爪の形も変化してきますから。
とお伝えして、いろいろな姿勢で使えていない側の親指を使ってもらった。
親指だけの問題ではもちろんないので、肩甲骨の位置を変えたり、肘の位置を変えたり、重力方向を変えたりして色々レッスン。
後は本人に色々やって見てくださいと言い終了。
どのような結果になるのか楽しみです。
感情のコントロール
その方がなんだか冴えない表情をしてきた。
いつもは穏やかな感じで、凛とした雰囲気がある。
しかし、その日は明らかに変。
なんだか表情も暗いし、冗談に対して笑いはするが反応が薄い。
どうしたもんか。
どうしたんですか?
と聞いても「何もありません」と答えるだけ。
そんなわけないでしょうと思いつつ。
進めましたが、なんだか変。
感情のコントロールができていない。
何かあったのは明確だが、それに対して対処できていない。
どうして良いかわからないのだと思うが、言葉として発せられない。
職業柄そういう性格なのだろう。
お茶の先生。
人に頼るということが苦手。
先生という立場がそうさせているのか?
性格上の問題なのか?
知らんけど。
委ねるとか人に頼るとかが苦手なのでしょう。
自分で何かしなければならないを経験している人がそうなりがちでしょう。
大変ですということを言葉にできない。
誰かに助けを求めることができない。
自分で解決しようとしているけどできていない。
ならば誰かに助けを求めなければならないでしょう。
それができれば簡単だけど、そうもいかん。
自分の中で何かを昇華できたみたいではあるけど、解決はしていないのだと思う。
またどこかで同じような場面にぶち当たった時にどう対処するのか?
それに尽きる。
その日は人に委ねるワークをして、頭に溜まっているエネルギーを解放して終了。
だいぶ頭に血が溜まっていたので、解放してあげました。
まとめ
いろいろな人がいて面白い。
そしていろいろな悩みを聞くのが最近面白い。