3年程膝の痛みに悩まされた症例
こんばんは!!
「5年先も10年先もより健康でより元気にいられる身体を手に入れる」がコンセプトの旭川市整体サロンあさひの藤島佑人(@seitaiasahi)です。
本日のテーマは「ひざ痛に悩んでいたお客さん」です。
ふじさん
膝の痛みって誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
3年程膝の痛みに悩んでいたお客さんがきました。
凄くまじめなだなという印象でした。
身体を動かすのも好きでヨガを3年くらい続けている方でした。
ご縁があって当院の施術を受けに来てくれました。
簡単な身体の状態
普段生活している分には膝の痛みはそこまで感じないと話していました。
元々は身体を動かすような仕事をしていたが、10年前に辞めて、それからは事務で働いている。
職場を変えてから、あまり動くことがなくなったので睡眠時間も変わり、水を飲むことも少なくなってきているので便秘があると話していました。
冷えも自覚している。 ヨガは定期的に3年程通っている。
何か質問して的確な答えが返ってくるインストラクターもいれば、私にはそんなこと聞かないでという雰囲気を醸し出しているインストラクターもいると色々話しを聞いていて面白いなと感じました。
あぐらをかいて座ったときに、右膝を自分で押したりすると膝に痛みがある状態でした。
座った状態で後ろを振りかえってもらうと、胸から首にかけてしか動くことが出来ない身体の状態でした。
「骨盤から足はどこへいってしまったんですかね」と話しながら笑っていました。
誤解を解いていく作業
ヨガのワークショップに行ったりして、たくさんの先生から「こうした方が良いからこうしてみてください」と言われるけど「全然効能が感じられないの」と言ってました。
むしろいつも少し辛いくらいで、我慢していましたと話していました。
「膝は足の人差し指と中指がまっすぐになるポジションで始めるとまっすぐになるから実践してみて」と言われたみたいです。
「その位置が正しいと言われても全然快適にヨガが出来ないんです」と教えてくれました。
今の身体の状態だと膝に常にストレスをかけ続けてヨガをやるということを選択しているので、すぐにその位置で足を固定するのを辞めましょうと提案しました。
足はまっすぐに固定されているのですが、膝の捻じれがとれていない状態で足をまっすぐの位置に固定してしまうので膝にかなりストレスがかかる状態を作り続けてしまっているということに気づいてもらいました。
「そんなこと誰も教えてくれないんですよね」と言っていました。
これが現状なのかと思いました。
ワーク
膝が気になるということだったので、膝のワークを実施しました。
自分でゆっくりと呼吸が出来るくらいのペースでただ膝を曲げて伸ばすということに対して、色々な制約をつけて動いてもらいました。
肩こりもあるということなので、肩のワーク。
肋骨を自分の身体で感じてもらうワークを簡単にやりました。
始めの動きを見ると首と肩回りしか動いていなかったので、肩が凝るのは仕方がないのかなと思っていました。
肋骨は右の肋骨は感じ取ることが出来るのですが、左は全く存在が分からない状態でした。
自宅で出来るセルフケアを指導しました。
肩を動かすなら肩甲骨と肋骨の関係性を理解して動かさないと、肩回りしか頑張ることが出来ない身体の使い方になってしまいます。
最後に足から骨盤、骨盤から上部の胸をつなげていくワークを実施しました。
足がなかなか使えないのも便秘の一つの原因となっています。
「えっ、こんな動きしたことない」と楽しみながらレッスンをしていました。
結果
最初に振り向いてもらった範囲よりだいぶ振り向けるようになりました。
しっかり足と骨盤からの連動で振り向くということが出来るようになり、本人も「すごく振り向きやすくなりました」と話していました。
膝の痛みもある程度解消されましたが、まだまだやるべきところはたくさんあります。
長年の積み重ねで今の身体の状態が出来上がっているので、一度で全てを解消しようとしてもそううまい話しはありません。
色々話していて思ったこと
ヨガに通っているけど、しっかりと身体のことを理解して説明できる人って本当に少ないのだなと話していて感じました。
本来ヨガでケガをするということはあり得ないので、正しく教えられる人の元でしっかりと学ばなければならないと私自身も思いました。
アーサナは「快適でなければならない」という話しをしたら、「快適だと思ったことはない」と言われてびっくりしました。
このCat&Cawが自分では出来ていると思っているくらい身体にエラーがあるのに、それを指摘してあげないといつかは手首を壊してしまいますよ。
もう全然出来ていなくて本人もびっくりしていました。
次来た時に背骨のワークをやりましょう。
まとめ
自分が思っている身体への誤解、運動のエラーをしっかりと良い方向へ正していかないといつかは身体が壊れてしまうと思います。
身体が壊れてからでは手遅れということもあるので、身体に不調を感じているのであれば是非一度ご連絡ください。
私は今を生き抜く心と身体を手に入れて、大人が生き生きしている姿を見せることで、子どもたちも生き生きしてくる。
そのような社会を旭川から作っていきたいし、そのような場を提供していきたいと思っています。